tanabeebanatの読書感想文倉庫

はじめてこのサイトに来たみなさまへ……


最終更新日 2009/5/5


私はtanabeebanatの日記というサイトというかブログみたいなものをほぼ毎日更新しています。2006年の夏、なぜかわからないですが「読書感想文 パクリ 無料」というキーワードで毎日たくさんの人が来訪するようになりました。

確かに読書感想文という言葉は日記の中でたくさん使っていました。ネットでは考察という言葉が氾濫していて、私もある時期まではあまり気にせずその言葉を使っていたのですが、ちゃんと考えてみると自分が書いている文章は考察という域に達していなくて、ただの感想だということに気づきました。そういう文章をまとめる言葉として「読書感想文」という言葉を使っていました。


「読書感想文 パクリ 無料」というキーワードで引っかかるようになる前から、ある疑問を感じていました。アマゾンのレビューの様な短い文ではなく、ネットで見かけるまとまった長さの本の感想を読むと、そのほとんどがその文章の題材となっている作品だけではなく他の作品にも言及しているということです。ネットだけに限定するのではなく、本屋さんで売っている評論の類もそうです。

そういう文章は敷居が高いのです。私が読みたいのは、今読んでいるこの本の感想なのに、それに対する感想を理解するのに別の本を読まなきゃいけないってことですから……。

「読書感想文 パクリ 無料」で検索して「tanabeebanatの日記」にたどりつく人が増えてから、改めてネットでいろいろ検索してみました。読書感想文の書き方について書いてあるサイトはいくつかあります。中には無料でパクれることを売りにしているサイトもあります。しかし、あまりにもサンプルが少なすぎます。もし私が夏休みに読書感想文をネットで探しているとしましょう。どういう情報が必要でしょうか?上手な、たとえば先生から絶賛されたりコンテストで入賞したりような読書感想文を書くための情報ではないんです。目の前にあるやっかいな課題の解決に役立つ情報が欲しいんです。

それまでに私が書いてきた読書感想文は、比較的他の作品に言及していることが少ないこともあってもしかすると宿題に悩む人たちが参考にしやすいかと思いました。そこで、教師でもないですし、読書感想文の達人でもない私が、読書感想文の書き方と自分なりのサンプルを書いてみようかと思い付いてしまったのです。

「tanabeebanatの日記」というサイトには気がついたら大量の読書感想文がアップロードされているようになりました。国内、海外の名作、自分が好きな推理小説、最近流行りのライトノベル、漫画、新書、ビジネス雑誌、自分が趣味にしている車や鉄道や地図の本、果ては学習参考書まで…。ほとんどすべて分類せずに書きためていました。 それを今さら利用しやすいように分類するのはめんどくさいので、もっとめんどくさい目次サイトを立ち上げてみました。 それがここです。


ところで、私の書いた感想文をそのままパクってしまおうと考えている人もいるかも知れません。ほとんどの感想文はそのままコピペすることがしずらいような書き方をしていますが、中にはパクリの元になるような感想文もあるかも知れません。公開している以上コピーされることはやむを得ないし、もしパクられても、本を出して売るなんていう話だったらともかく、学校に提出するというレベルでしたら、私がパクられたことを知る機会はないと思われるので文句を言うことは現実問題としてできません。なので、パクルな!と言っても無駄なんですよね。

ただ、パクるのなら覚悟はしてください。訴えられる覚悟とかそういう生やさしいものじゃないですよ。私の書いた感想文では極力その本以外には触れないようにしていますが、感想の背後に自分自身がそれまで読んだ本で得た情報が混ぜ込まれています。もちろん自分が今まで経験してきたことも混ぜ込まれています。
私は親切な人ではないので詳細は書きませんが、ある本の感想文で別のある本を読まない限り絶対に理解できないようなことも書いています。


もし、このサイトからリンクしている感想文をそういう使い道で使うのなら、そこのところはわかった上でお使い下さい。まぁそこまで考える人なら自分で書いた方が速いと思うんですよね……。

私はすべての本を同列に扱っています。名作とか小説とかライトノベルとか新書とか漫画とか分けていますがそのことにあまり意味はありません。名作に分類したごく一部の作品を除き、私が感想を書いた本はすべて読んで気に入った本です。気に入らない本の感想なんて書きたくないです。 このサイトにやってくる人のほとんどはその「気に入らない本」の感想を書くという大変な作業をしようとしているのでしょうね。大人がやっても大変なんですよ。面倒だしちっとも楽しくないです。だからね、なんか楽しいところを見つけなきゃやってらんないです。 私は感想を書くと読みに来てくれる人がいるってのを心の励みにやっています。そして、今まで毛嫌いしてきた名作と言われる作品を読んでみて、その背後に作者の遊び心とか現代でも十分通じるような感覚とかを見つけて喜んでいます。

つらい作業の最中だと思いますが、ここの場合もしかすると漫画とかライトノベルとかで読んだことがある作品の感想も書いてあるかも知れません。そういうのを読んで「ふーん……こんな読み方をする人もいるんだぁ……」などと思って下されば、そしてそれが息抜きになれば幸いです。

初出日 2007/12/23
修正 2008/7/21 改行が少なく読みづらいため修正
修正 2009/5/5 サイトデザインリニューアルに合わせて加筆修正


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